補助金

【2事例まとめ】漁業における小規模事業者持続化補助金の活用事例

はじめに

他の業種や、まとめをご覧になりたい方はこちらからどうぞ。

【超まとめ319事例】小規模事業者持続化補助金の利用用途

【4事例まとめ】農業・林業における小規模事業者持続化補助金の活用事例

【6事例まとめ】情報通信業における小規模事業者持続化補助金の活用事例

【22事例まとめ】建設業における小規模事業者持続化補助金の活用事例

不動産業における小規模事業者持続化補助金の活用事例

【14事例まとめ】専門・技術サービス業における小規模事業者持続化補助金の活用事例

【7事例まとめ】教育・学習支援業・塾における小規模事業者持続化補助金の活用事例

【3事例まとめ】福祉業・整骨院等における小規模事業者持続化補助金の活用事例

【4事例まとめ】運輸業・郵便業における小規模事業者持続化補助金の活用事例

【20事例まとめ】美容院・サロン・生活関連サービス業における小規模事業者持続化補助金の活用事例

【15事例まとめ】自動車整備業・その他サービス業における小規模事業者持続化補助金の活用事例

【73事例まとめ】卸売業・小売業における小規模事業者持続化補助金の活用事例

【63事例まとめ】宿泊業・飲食業における小規模事業者持続化補助金の活用事例

【118事例まとめ】製造業における小規模事業者持続化補助金の活用事例

 

小規模事業者持続化補助金とは…

公募要領によると小規模事業者が自社の経営を見直し、自らが持続的な経営に向けた経営計画を作成した上で行う販路開拓や生産性向上の取組を支援する制度です。

意訳をすると、「割と小さめの会社や個人事業主が、自社の置かれている状況や自社の強みなどを見直して、これからも継続して経営を行うための経営計画を立ててください。その経営計画を事務局で審査しますので、審査に通れば、その経営計画の中で行う新規顧客獲得や業務効率化の取り組みに対して金銭的な補助をしますよ」といったところですね。

最大の補助金額は250万円です。最大の補助率は3/4です(基本は2/3です)。

通常枠が50万円であり、それにプラスしていろいろな要件をクリアすることが出来れば、補助金額が上乗せされていきます。

この補助金額が示しているのは全体の経費ではなく、返ってくる金額のことです。
経費として375万円利用した場合に2/3の250万円を補助してもらえるということです。

詳しくは下記をご覧ください
【2023年版】まだ間に合う?持続化補助金とは?概要と申請方法

漁業の概要

漁業は、海洋や淡水などの水域から魚や甲殻類、貝類、海藻などの水生生物を捕獲または養殖する産業のことを指します。漁業は長い歴史を持ち、人間が食物を得るための主要な方法の一つであり続けています。

漁業は大きく分けて以下の3つのカテゴリに分けることができます:

捕獲漁業(野生漁業)

これは海洋または淡水で魚や他の海洋生物を捕獲するための漁業です。これには、網漁、釣り、鉤縄漁、貝採りなど様々な手法が用いられます。

養殖漁業(アクアカルチャー)

これは特定の魚や貝類、藻類を人工的に育てる方法で、特に需要が高い種を大量に生産するのに適しています。養殖場は海洋のネットエンクロージャーや淡水の池など様々な形態を取ります。

漁撈業

これは特に貝類や海藻などを海底や海岸線から採取する形態の漁業を指します。

 

漁業は世界各地の人々に食料を提供するだけでなく、生計を立てるための重要な手段でもあります。しかしながら、過剰な漁獲や環境汚染などにより、海洋生態系は大きな圧力を受けており、持続可能な漁業の実践が求められています。それに伴い、養殖漁業や生態系に配慮した漁業方法の研究が進められています。

補助金申請事例

※ミラサポplusの内容を引用しております。
ミラサポplusへ

京都府伊根のイワガキの品質向上と京阪神への販路拡大 株式会社橋本水産

昭和50年に創業。ブリの養殖を行ってきたが近年はイワガキの養殖も手掛け平成27年に法人化。日本海に臨む伊根湾のきれいな水と工夫を凝らした養殖技術で国内外のトップシェフにも認められ、ふるさと納税の返礼品にも選定されている。

事業の内容
夏場の高温期のイワガキの鮮度保持のため、冷却器を導入した。
高品質なイワガキを広く周知するためにポスターの作成を行った。

事業の効果
冷却器の導入により競合他社が出荷できない期間にイワガキの生食出荷が実現し、京阪神の飲食店にその品質が認められ、新規取引を獲得。2016年対比で8月の利益が5%増加。

事業者の声
地元商工会の支援を受けて事業計画のブラッシュアップをすることができた。

事業拡大、若手漁業者育成に補助金を有効に活用することができた。今後は高齢化に伴う漁業者の減少に歯止めを掛けていきたい。

インバウンド客へ浜名湖うなぎの養殖・うなぎ和食文化を伝えたい! 天保養魚場

昭和39年に養鰻を開業、その後白焼販売を始めた。昭和59年には食事処を併設し、うなぎの生産から加工、販売までを展開する。平成27年からは、養鰻場見学ツアーを誘客の一環として開催している。

事業の内容
当社の体験見学ツアー「浜名湖うなぎ探検隊」をインバウンド客に言語ストレスなく理解してもらう為、既存のパンフレットを翻訳して、英語版のパンフレットの作成を行った。

また、当社既存のホームページを英語・韓国語・中国語にも対応したホームページにリニューアルした。

事業の効果
浜松・浜名湖のうなぎ養殖・日本のうなぎ和食文化を外国人にも分かりやすく伝える事ができるようになった。また、ホームページのリニューアルにより、インドネシア・シンガポールからの問い合わせが5件、台湾・韓国・中国からのツアー客80名を受入れることができ、売上の増加に繋がった。

事業者の声
今回の事業でインバウンド客に「浜名湖うなぎ探検隊」をアピールする事はできたが、コミュニケーションの部分で意思疎通の難しさを感じたので、今後は自身の語学力の向上などさらなる改善に取り組んでいきたい。

事業計画の重要な要素

漁業の事業計画を考える上で重要となる要素は以下の通りです。

市場の理解

あなたの製品が市場で受け入れられるかどうかを判断するためには、消費者の需要、好み、および行動を理解することが重要です。また、市場競争や市場規模を考慮することも重要です。

種類の選定

採取または養殖する水産物の種類を選びます。この選定は、市場の需要、生育環境、生育期間、資源の可用性などに基づいて行われます。

環境影響と規制

漁業は海洋生態系に影響を与える可能性があります。そのため、環境法や漁業規制に従う必要があります。また、持続可能な漁業の実施は、企業の評価や信頼性を高めるために重要です。

リソースの可用性

事業を運営するための必要なリソース(人員、資金、機材、土地、水など)の可用性を確認する必要があります。

技術

捕獲漁業または養殖漁業には、特定の技術や知識が必要です。最新の漁業技術や方法を学び、それらを採用することが重要です。

財務計画

事業の開始コスト、運営コスト、予想収益などを評価する詳細な財務計画が必要です。これは、事業が財務的に実行可能であるかどうかを判断するために不可欠です。

リスク管理

漁業は天候や海洋環境、市場動向などの不確実性にさらされています。リスクを評価し、それに対処するための戦略を策定することが重要です。

マーケティング戦略

製品をどのように販売するか、価格設定はどうするか、どのようにブランドを宣伝・販売するかなどを決定する必要があります。

補助金利用用途まとめ

事例数が少ないですが、冷却器を用途として利用しているのは漁業ならではという感じがしますね。

さいごに

「スマホで事業計画」のご案内
持続化補助金は、中小企業・個人事業主が持続的な経営を実現するための重要な支援策です。持続化補助金を上手に活用し、事業の改善・拡大につなげてください。

なお、弊社では申請に係る作業の中で最も大変な事業計画策定のサポートを行っております。
持続化補助金の申請作業を10倍ラクにする「スマホで事業計画」です。

スキマ時間を活用してスマホで質問に回答するだけで事業計画の策定が出来ますので、下記のサイトから詳細をご覧いただけますと幸いです。

スマホで事業計画「https://mobile-jigyokeikaku.palette-tech.com/

阪本翔太

阪本翔太

その地域でがんばる人をITで後押ししたい

関連記事