補助金

【3事例まとめ】福祉業・整骨院等における小規模事業者持続化補助金の活用事例

はじめに

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小規模事業者持続化補助金とは…

公募要領によると小規模事業者が自社の経営を見直し、自らが持続的な経営に向けた経営計画を作成した上で行う販路開拓や生産性向上の取組を支援する制度です。

意訳をすると、「割と小さめの会社や個人事業主が、自社の置かれている状況や自社の強みなどを見直して、これからも継続して経営を行うための経営計画を立ててください。その経営計画を事務局で審査しますので、審査に通れば、その経営計画の中で行う新規顧客獲得や業務効率化の取り組みに対して金銭的な補助をしますよ」といったところですね。

最大の補助金額は250万円です。最大の補助率は3/4です(基本は2/3です)。

通常枠が50万円であり、それにプラスしていろいろな要件をクリアすることが出来れば、補助金額が上乗せされていきます。

この補助金額が示しているのは全体の経費ではなく、返ってくる金額のことです。
経費として375万円利用した場合に2/3の250万円を補助してもらえるということです。

詳しくは下記をご覧ください
【2023年版】まだ間に合う?持続化補助金とは?概要と申請方法

医療・福祉業の概要

医療・福祉業は、人々の健康と幸福を維持・向上させるために、一連のサービスを提供する業界です。以下にその主要な部分をいくつか紹介します。

※医師、歯科医師、助産師、医療法人、社会福祉法人は本補助金の対象外となります。

福祉

福祉サービスは、個々の社会的、心理的、物理的なニーズに対応し、人々が生活の質を向上させ、自立した生活を送ることができるよう支援します。福祉業界には、老人ホーム、特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、ホームヘルパーなどのホームケアサービス、障害者支援サービス、家族支援サービス、貧困対策などが含まれます。

整骨院

整骨院は主に骨格系(骨、関節、筋肉、神経)に関連する問題を診療します。これには、スポーツ傷害、交通事故による傷害、生活習慣による筋骨格系の痛み(例:腰痛、肩こり)などが含まれます。日本の整骨院では、特にマッサージ、電気療法、超音波療法、温熱療法、運動療法などを用いて治療を行います。

マッサージクリニック

マッサージクリニックでは、専門的なマッサージ技術を用いて筋肉の緊張を和らげ、血液循環を改善し、ストレスや不安を軽減します。マッサージは身体の全体的な健康と幸福感を向上させることが証明されています。また、特定の医療条件の管理やリハビリテーションの一部としても使用されます。

補助金申請事例

※ミラサポplusの内容を引用しております。
ミラサポplusへ

お子様連れのママさんも安心!親子で気軽に通える治療院 あずま鍼灸整骨院・マッサージ院

平成29年4月に滋賀県大津市に移転開業。子育て世代が多い市場環境を考慮し子育て世代の女性をターゲットに、女性向け自費診療サービスを重視した店舗。保育士資格保有のスタッフ常駐、キッズスペース、おむつ台・授乳室の設置等、親子で来院できる店づくりが特徴。

事業の内容
当院の強みである産後マッサージ、骨盤矯正などの女性客向けサービスの積極的な販促

具体的には、パンフレット作成・配布、育児雑誌への掲載、HPの改修を行った。

事業の効果
当院の強みを明確にしたパンフレット、雑誌掲載、HPと一連の販促の取り組みがシナジー効果を生み出し、HP月間アクセス数400→1,800へ増加、新患予約月平均17件獲得と、着実に新規顧客の開拓につながっている。

事業者の声
今後3年間の事業計画を立てることで、顧客獲得目標が明確化されるとともに、一連の販促活動について持続化補助金を有効活用でき、事業をスムーズに軌道に乗せることができた。計画の策定、補助金申請から報告、フォローまで商工会には一貫して支援頂き感謝している。

予防トレーニング事業の立ち上げによる売り上げ拡大 おがはら整骨院 

平成11年に柔道整復師免許を取得し平成17年に開業。JRの駅前通りに立地し、骨折、捻挫、軟部組織の損傷等を診察し、主に痛みの軽減や緩和に主眼を置いた施術を行っている。地域住民の高齢化に伴い、顧客の8割以上は50歳以上の世代が占めているが、近年では他店との差別化としてコスモテープという特殊なテープを貼り、自律神経を整えて自然治癒力を高める施術を行なっている。

事業の内容
10代~40代のスポーツ競技者や産後の体型を気にする客層を対象に、予防トレーニングサービス強化のための器具7種類を購入した。
また、同サービスの周知のために近隣市町18,000世帯に配布される情報誌への広告掲載を行った。

事業の効果
予防トレーニングを拡充し、情報誌掲載を実施した時点から6か月間で新規のお客様は40名増加し、のべ189名の利用増に繋がった。中には部活動に励む子供連れの来院もあり、現在では40代以下の客層が売上の25%を占めるようになった。

新たに若い世代の客層を取り込むことができ、顧客の高齢化による将来的な売上減少を回避できたとともに、地区内競合他社とのより明確な差別化と認知度アップに繋がった。

事業者の声
1時間1000円というリーズナブルな値段の割に結果がついてくるので、口コミによりお客様が増加しました。今後はボランティア活動にも力を入れて、さらなる固定客の獲得と売上増加に
繋げたいと思います。

看護師が経営する365日利用できる訪問理美容店の販路開拓 合同会社Care Creation

平成26年10月に設立。田辺市やみなべ町に住む高齢者を中心にデイサービスを運営。代表自身が看護師と美容師の資格を有している事から高齢者の「美容」に対する需要に気づき、競合との差別化を図るため、お洒落にできる訪問理美容のサービスを開始する計画を立てた。

事業の内容
訪問理美容の新サービスについての内容やメリットをアピールしたホームページを作成した。
ケアマネージャーに営業を行う時に必要なパンフレットを100部作成した。
近隣の高齢者施設や店舗・ポスティング用にチラシを2000部作成して配布した。

事業の効果
ケアマネージャーや高齢者施設では看護師が運営する訪問美容という事で安全面が高く評価され、利用者からはそれに加えてお洒落にできるカットが評価された。パンフレットやチラシはそれらを効果的に発信するツールとなりホームページはその利用者のご家族からの閲覧が多くありサービスを開始した4カ月で40件ほどの新規申し込みがあった。

事業者の声
新たな販路を開拓できたことで今後の発展に繋げる礎とすることが出来た。

今後も経営計画を作成し戦略的に事業を発展させていきたい。

事業計画の重要な要素

医療・福祉業の事業計画を考える上で重要となる要素は以下の通りです。

市場分析

競合他社、目標顧客、市場の需要と傾向、市場の規模などを理解することが必要です。また、地域社会の具体的なニーズ(例:高齢者向けのサービス、スポーツ選手向けのリハビリテーションなど)を理解することも重要です。

サービスの詳細

提供するサービスの詳細を明確にすることが重要です。これには、具体的な治療法、利用可能な設備、施設の規模と設計などが含まれます。

人材管理

適切なスキルと経験を持つスタッフを雇用・維持する計画が必要です。これには、賃金、研修、スタッフの福利厚生などが関係します。

財務計画

初期投資、運転資本、予想収益、予想費用、利益計画などを明確に示す詳細な財務計画が必要です。

規制とライセンス

福祉・医療業界は、規制が厳しく、必要なライセンスや許可を取得する必要があります。これには、事業所の登録、スタッフの資格・認定、施設の安全規定などが含まれます。

マーケティングと広告

顧客を獲得・保持するための戦略も必要です。これには、ウェブサイトやソーシャルメディアを使ったデジタルマーケティング、地域社会での活動、パートナーシップ、リファーラルプログラムなどが含まれます。

補助金利用用途まとめ

事例数が少ないですが、医療・福祉業において、広告、チラシ、Webサイト、パンフレットを使って販促活動をしている傾向が見られます。

どんな人が運営をしているか、どんな人に対応してもらえるかという「顔の見える事業」であることも重要なポイントになります。

さいごに

「スマホで事業計画」のご案内
持続化補助金は、中小企業・個人事業主が持続的な経営を実現するための重要な支援策です。持続化補助金を上手に活用し、事業の改善・拡大につなげてください。

なお、弊社では申請に係る作業の中で最も大変な事業計画策定のサポートを行っております。
持続化補助金の申請作業を10倍ラクにする「スマホで事業計画」です。

スキマ時間を活用してスマホで質問に回答するだけで事業計画の策定が出来ますので、下記のサイトから詳細をご覧いただけますと幸いです。

スマホで事業計画「https://mobile-jigyokeikaku.palette-tech.com/

阪本翔太

阪本翔太

その地域でがんばる人をITで後押ししたい

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