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IT × 経営

中小企業にIT人材は必要かどうか

結論

必要です。

それはなぜか。中小企業の経営課題を解決する為には、大きく分けて2つの切り口があります。

・1つ目は、売上高を伸ばすこと。
・2つ目は、コストを削減すること。

基本的にこの二つに対して改善を重ねていけば、利益剰余金が生まれますので、それを元手にして人材育成であったり設備投資や広告投資に回すといったより細かい施策を練ることが出来ます。

売上高を伸ばすには様々な方法が有りますが、昨今では企業でもSNSを活用したり、デジタルマーケティングを行ったり、どこに経営資源を集中させて営業をかけるかデータドリブンな判断を行うなど、ITを活用できるようなケースが増えてきました。

コスト削減についても、今まで手作業で行っていた業務を自動化したり、紙運用を無くすためには、ITを活用することが必須です。

このようにITを活用することが、経営に関する攻め守りの両方に対して効果的です。

では、IT人材を採用していきましょう!…となっても、社内でIT人材を確保できていない中小企業がほとんどです。

 

どうやって社内でIT人材を確保するのか

IPA(情報処理推進機構)が調査した結果では、IT人材が不足していると感じている企業は

・従業員数300名以下の企業で84.5%
・従業員数301名以上1000名以下の企業で91.1%
・従業員数1001名以上の企業で94.6%

と答えています。


出所:https://www.ipa.go.jp/files/000085255.pdf

 

これを見る限り、大企業の方がIT人材が足りないと認識している企業が多いことになります。

これが何を意味しているかというと、

大企業がIT人材を確保したいと思う。

IT人材の需要過多となり、条件の良い企業へ就職する。

中小企業へのIT人材の応募が少なくなる。

といった、悪い流れになります。そして、IT人材が必要だという風潮は年々増していますので、さらに中小企業が確保できる可能性が低くなっていきます。

また、IT人材を確保した方法として、約22%の中小企業が新卒採用を行っているわけですが、これがまた解決方法としては良くないです。


出所:https://www.ipa.go.jp/files/000085255.pdf

 

ITやシステムを導入する際の費用は高いのです。ネジを購入するのとは訳が違います。中小企業にとってシステム導入は大規模な投資になります。

その大規模な投資に関して新卒が社会全体を見渡して、かつ社内全体を見渡して正確な判断を行い、経営者に対して説明・提言できるか?

答えはNOです。

では、どうすれば良いのか?外注(アウトソーシング)しちゃいましょう。

 

IT人材をアウトソーシングするメリット・デメリット

メリット

・社内IT人材の退職に関する心配が無くなる。
・社内IT人材が兼業かつ多忙であり、相談できないといった心配が無くなる。
・即戦力でプロのIT人材を確保することが出来るので採用コストや教育コストがかからない。
・福利厚生費や社会保険料などを負担する必要が無い。
・ITの知識が広く深いため、社会全体としての最適解や将来的な見通しが立ったうえでの提案をしてもらえる。
・経営の知識があれば、社内の経営資源を有効活用できるような全体最適な提案をしてもらえる。

デメリット

・社内にITの知識が定着しづらい。
・いつでも社内に在籍しているわけではない。

さいごに

社内でIT人材を確保するのではなく、経営とITに詳しいITコンサルタントにお任せください!

 

IT機器・システム・ソフトウェアを導入する際には、どういった観点で値下げ交渉すれば良いのかについてもご支援致します。

ITベンダーから高い見積をもらって、判断できずにそのまま導入しているケースも良く見られますが(※知識が無いため、高いのか安いのか判断できない。)

値下げできた費用で外注費を十分ペイできることもしばしばあります。

 

ご相談はLINEからでも、お問合せフォームからでも、どちらでもどうぞ!

阪本翔太

阪本翔太

奈良県の中小企業診断士。 地方でがんばる人をITで後押ししたい。

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